「女性を紹介します!」「デートするだけでお金がもらえる」。甘~い言葉に弱い都道府県は…。警察庁がまとめた2013~15年の特殊詐欺事件の認知状況のうち、「異性との交際あっせん」の項目をチェックしたところ、大阪府が16件で断トツのトップだったことが分かった。
2位は滋賀、兵庫両県の9件、4位が東京都と京都府の8件と、関西地方が上位を占めた。6位以下は、岐阜の7件、宮城、広島両県の6件と続く。一方、富山、石川、福井の北陸3県と山形、徳島、愛媛、佐賀の計7県は0件だった。
詐欺グループは、実際に女性に1度会わせたり、電話やメールのやり取りで信用させたりした上、「会員としての登録料」「女性をキープするための保証金」などと、さまざまな名目で金を要求してくる。1件当たりの被害金額で見ると、5件以上の事件が認知された中では、福岡県が671万円(5件)でトップ。2位以下は京都府の630万円、滋賀県の542万円、兵庫県480万円、東京都431万円と続いた。大阪府は365万円だった。
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