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舛添要一東京都知事会見詳報

知事としてしっかり仕事

 東京都の舛添要一知事は20日午後の定例記者会見で、自身の政治団体の政治資金をめぐる問題について再度説明した。13日の釈明会見で「都民に迷惑をかけていることをおわびする」と謝罪したが、その後も、インターネットオークションで落札した美術品代を政治資金から支出していたことなどが発覚、「きちんと説明できるよう精査したい」としていた。会見の主な内容は次の通り。

 《冒頭発言》
 5月13日の定例会見で、週刊誌から指摘を受けた点について調査し、説明させてもらった。私の説明に対して分かりにくいとか、信じ難いなどの声があったことを、真摯に受け止めている。また、その後も他の支出についても指摘を受けているところだ。

 このような皆さまの声があることを真摯に受け止め、公正な目で見てもらう必要があると考え、今般、私の事務所とは無関係の、政治資金規正法に精通した弁護士などに私の関係政治団体の政治資金の支出を見てもらうことにした。現時点で複数の弁護士に打診中で、引き受けてもらえれば、直ちに調査に着手してもらう予定だ。ご意見やご批判があることを真摯に受け止め、第三者の目からしっかりと調査をしてもらい、改めるべきところがあれば、これを改め、皆さまの信頼回復ができるようにしっかりと対応していく。

 《質疑応答》
 ―疑惑を持たれる問題が続出しているが、政治家としての責任はどう考えているか。前回会見で知事の職責、信頼回復、都民の負託に応えるとした気持ちに変わりはないか。
 本当に都民の皆さまにご迷惑、ご心配を掛けたことを重ね重ねおわびする。しっかりとした調査をしてもらい、その上で知事として仕事をしっかりとやり、都民の信頼を回復したいと思っている。

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