10回目の節目となる「東京マラソン2016」。一般エントリーの抽選倍率が過去最高の11.3倍。近年、参加倍率が10倍を超えているため、10年連続で応募しても1回出場できるかどうかという狭き門だ。「東京がひとつになる」ことが実感できるランナー垂涎の大会に、幸運な事に2年連続で参加する機会に恵まれた。
昨年の東京マラソンは初マラソンから2度目ということで、張り切りすぎた。5時間切り「サブ5」を目指したが、わずか7秒オーバーで目標が達成できず悔しい思いをした。しかし、東京マラソンのようなビッグ大会で、必死に走るのはもったいない。楽しみながらゆっくり走るいわゆるファンランに徹したい。これが今回の目標。
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筆者は4年前まで報道カメラマン、現在はデスクと呼ばれる仕事でほとんど内勤の日々だ。そもそも体重を落とすためのジョギングであったが、オーバーワークで3年前に両方の膝の半月板を傷めてしまい、一時は走ることを諦めたこともあった。その後、筋トレなどで膝痛を克服し、現在はなんとか無事に走っている。そんななまりきった体にムチ打って、ぐだぐだになって走ったレポートをお送りする。(2016年2月、時事通信社ニュース映像センター写真部デスク・山崎秀夫)
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