国内の違法カジノ店で賭博をしていたことが明らかになったバドミントン男子の桃田賢斗(21)、田児賢一(26)両選手=ともにNTT東日本=が2016年4月8日、東京・大手町で記者会見を行った。桃田選手は16年リオデジャネイロ五輪でメダル獲得を期待されていたが、日本バドミントン協会は7日、賭博が事実なら五輪派遣を推薦できないとの意向を示した。両選手はNTT東日本の事情聴取に対し、既に賭博の事実を認めている。
記者会見に先立ってNTT東日本は、「弊社バドミントン部賭博行為に関する現時点の調査結果」と題する文書を報道陣に配布した。文書の内容は次の通り。
○田児は2014年10月~2015年3月、東京都墨田区の違法カジノ店を月10回程度訪れ、その後、2015年5月~2016年1月までは横浜の違法カジノ店に月数回程度通い、違法な賭博行為をしてきました。
○桃田は2014年10月~2015年1月、田児の紹介で東京都墨田区の違法カジノ店を訪れ、計6回程度訪問し、違法な賭博行為をしてきました。
○田児も桃田も、1回で数万~数十万程度を賭けており、ともにトータルでは負けているとのことです。
○また、同部の男子選手6名が田児選手とともに、同じく違法な賭博行為を実施していたことがわかりました。
なお、女子選手については、非違行為は認められませんでした。
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