三菱自動車の相川哲郎社長は20日、東京都内で記者会見し、同社の「eKワゴン」、日産自動車向けに供給した「デイズ」など軽自動車4車種で燃費を実際より良く見せる不正を行っていたと発表した。燃費不正の対象台数は、自社販売分が15万7000台、日産向け生産分が46万8000台の計62万5000台。会見の主な内容は次の通り。
本日は当社製車両の燃費試験における不正行為につきましてご報告します。当社製軽自動車の型式認証取得において、当社が国土交通省に提出した燃費試験データについて、燃費を実際よりも良く見せるために、不正な操作が行われていたことが判明しました。国内法規で定められたものと異なる試験方法が採られていたことも判明しました。お客さまを始め、全てのステークホルダーの皆様に深くおわび申し上げます。申し訳ございませんでした。
該当車は2013年6月から当社で生産しているeKワゴン、eKスペースと日産自動車向けに供給している、デイズ、デイズルークスの計4車種でございます。これまでに当社は計15万7000台を販売し、日産自動車向けには計46万8000台を生産しております。2016年3月末現在でございます。燃費試験については、該当車のいずれについても開発を担当し、認証届け出責任を持つ当社が実施していました。
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