2016年4月18日、東京・銀座のカラオケボックスのパーティールームで行われた、千葉テレビの開局45周年事業発表記者会見。「チバテレ応援団長」に就任したロックシンガーのJAGUARが登場した。
白塗りの顔に、真っ赤なロングヘアー、真っ赤な上下の服、鋭いびょうが幾つも付いた赤いブーツ。JAGUARが会見場に現れ、マイクを手にすると、ヘビーメタル風の過激な衣装とは裏腹に、素朴な調子のイントロが流れる。
ハスキーな歌声で、千葉の風物を穏やかに歌い上げる。潮干狩りに鋸山…。あっけに取られる報道陣に、JAGUARが自己紹介をする。
「JAGUARでございます。生まれというか、JAGUARは物体でありますので、生まれた所はありませんけど、ふるさとはジャガー星という遠い宇宙のかなたです」
「きょうはですね、ジャガー号という宇宙船で来ました。あっという間なんですけど、銀座に降りましてから渋滞しておりまして」
会見場は、より一層謎が渦巻いた。
千葉県出身のマツコ・デラックスが出演するテレビ番組で紹介されて以来、人気急上昇中のJAGUAR。記者会見に引き続き、時事ドットコム編集部はJAGUARへの個別取材を敢行。「千葉の英雄」とも称される謎のロックシンガーの素顔に迫った。
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