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【会見詳報】自民・宮崎謙介氏、議員辞職を表明

不適切な行為、深くおわび

 自民党の宮崎謙介衆院議員(京都3区)は12日午前、衆院議員会館で記者会見し、女性タレントとの不倫が報じられた問題を受け、議員を辞職すると表明した。主なやりとりは次の通り。

  《冒頭発言》
 私の不適切な行為により、多くの皆さまに多大なるご迷惑をお掛けしたことを心からおわび申し上げます。京都の有権者の皆さま、先輩・同僚議員の皆さま、所属している自民党およびご支援いただいた公明党、その他各種団体、支えてくださった皆さま方、そして何より、妻とその家族の皆さま、妻を支援してくださっているすべての皆さま、本当に本当に申し訳ありません。

 最後に、男性の育児休業について、賛否に関わらず真剣に考えてくださった方々に、深く深くおわび申し上げます。

  《経緯説明》
 1月4日の今国会開会日、議員会館で着物の着付けをしていただいた方の一人が今回報道されている方だ。その時、初めてお会いした。その後、SNS(交流サイト)で丁寧なメッセージを頂き、連絡のやりとりが始まった。電話やメール等を中心にコミュニケーションを取り、お会いしたのは3回だと記憶している。京都でお会いしたのが最後だ。今現在は連絡を取っていない。

 妻には一部始終を説明し、謝罪をした。産後直後にかかわらず、妻に対しては大変酷なことをしたと深く、深く反省している。実は大変な出産だった。産後が思うように回復していない。これから妻と子どもに対し、改めてしっかりと謝罪し、一生涯償っていきたい。

 本日までお話しできなかった理由は、私の状況の整理と気持ちの整理、頭が混乱をしていたためで、説明が遅れたことをおわび申し上げる。本日はしっかりとお話ししたい。

 育児休業について、私は男性の育児参加というものが今の日本社会において、女性活躍と少子化対策の両方を実現するためには絶対に必要だと思っている。男性が育児参加をする導入として、効果的なのが育児休業の取得だと思う。世の中がこのことについて、大きく議論してくださり、機運も段々と変わってきていた中で、私は大きな期待を抱いていた。

 にもかかわらず、自らの軽率な行動によって、水を差してしまったことに対し、言葉では表現できないような申し訳ない気持ちでいっぱいだ。しかし、すべては私の不徳の致すところで、今申し上げたようなことを論じる資格はないが、この流れが止まらないことを願うばかりだ。私の後に日本の多くのリーダーがこの道を切り開いてくれることを切に期待している。

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