マニー・パッキャオVSフロイド・メイウェザー展望

ついに実現 マニーVSマネー

=世界ウエルター級王座統一戦=

世界ボクシング協会(WBA)、
世界ボクシング評議会(WBC)王者
フロイド・メイウェザー(米国)〔47戦全勝(26KO)〕
           VS
世界ボクシング機構(WBO)王者
マニー・パッキャオ(フィリピン)〔57勝(38KO)5敗2分け〕

【日時】
2015年5月2日(日本時間3日)開催予定

【場所】
米ネバダ州ラスベガス MGMグランドガーデンアリーナ

◇ ◇ ◇ ◇

 ボクシングファン、関係者待望のスーパーファイトが、ついに実現。フィリピンの英雄パッキャオと、47戦負け知らずのメイウェザーが拳を交える日が、2015年5月2日にセットされた。09年からたびたび対戦話が持ち上がっていた両雄だが、メイウェザー側が提示したドーピング検査方法やファイトマネーに対し、パッキャオ側が抗議する形で試合は流れていた。結局、頂上対決は、およそ6年を経て挙行される運びとなった。

 パッキャオは、フライ級(リミット50.8キロ)からスーパーウエルター級(同69.8キロ)まで階級を上げ、6階級を制覇した。言い古されたことだが、20キロもの増量、各階級のトップ選手をKOで打ち倒してきたことが、この選手のすごさだ。打ち合いを恐れないため、凡戦が少ない。「フィリピン国民のために戦っている」とも語り、パッキャオの人気は、今やメイウェザー以上とされている。

 一方のメイウェザーは、1996年アトランタ五輪銅メダル獲得後にプロ転向。無敗のまま、スーパーフェザー級(同58.9キロ)からスーパーウエルター級(同69.8キロ)までの5階級を制覇したエリートボクサーだ。「全勝」「パーフェクト」「キング」などが、この選手の代名詞。史上最速とされるスピード、華麗なカウンター攻撃を武器に、スリリングな戦いを繰り広げてきた。勝利数の割にKO数が少ないことも特徴だ。相手を倒せる段階に至っても、テクニカルショーで判定まで持ち込み、観客を楽しませる。しかし、「金のために戦っている」などと発言したり、元恋人への暴行容疑で逮捕されたりとトラブルが多く、すっかりヒール(悪役)が板についてしまった。

 名選手を次々と飲み込んできた「パックマン」パッキャオ。「マネー(金の亡者)」と呼ばれているメイウェザー。対照的な人気者同士が、雌雄を決する。(次ページから両選手のファイトスタイルなどを分析する)

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