2015年ワールドカップ(W杯)イングランド大会に出場した日本代表選手が10月13日帰国し、東京都内で記者会見を行った。日本代表は決勝トーナメント進出こそ逃したが、1次リーグ初戦で強豪南アフリカを破って24年ぶり勝利を挙げると、その後もサモア、米国に勝つ歴史的躍進を遂げ、日本開催の次回2019年W杯へはずみをつけた。記者会見での主な発言は以下の通り。
エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC) 新しいラグビーの歴史をつくった。このチームで素晴らしい偉業を達成できたと思う。選手たちは日本の新しいヒーローだ。五郎丸のまねをして子どもたちが今、練習しているでしょう。畠山のようにスクラムを組んでいるでしょう。堀江のようなスローイングの練習をしているでしょう。モールからのトライで、藤田のまねをしている選手もいるでしょう。
このヒーローたちの功績だ。日本のラグビーを変えることができた。ハードワーク(の結果)と言われるが、それ以上に、勇気を持って戦った。日本のジャージを着てプレーをすると、どういう戦いをするか全世界の人たちはもう分かっているだろう。上位で大会を終えたということは素晴らしい偉業だ。
けれども、サクセスストーリーは次のチャプターが非常に大事。次のチャプターでは、新しい選手、能力のある選手を発掘すること、そして、ここにいる選手たちが向上し続けることが必要だ。
リーチ マイケル この4年間、そして大会中に応援してくれたファン、サポートしてくれたチームメート、会社、皆さまに本当に感謝している。3年前に立てたベスト8の目標は達成できなかったが、W杯で3勝したことは日本のラグビーにとって大きなステップだと思う。このチームのキャプテンとして誇りに思う。この男たちは毎試合毎試合体を張って、日本の皆さんに勇気を与えたと思う。チームの中ではしっかり勝つ文化ができたし、これから次の日本代表につなげていきたい。
日本代表に熱意を持ったエディー・ジョーンズ監督は、チームを強くした1人だと思う。海外で指導するが、日本にとってはとても大きな存在だと思う。これから日本ラグビーをもっともっと盛り上げていきたい。
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