打倒・朴仁妃へ期待する選手として、東尾さんは2人の若手の名前を挙げた。
1人は、今季の3勝を含めてすでにツアー8勝を挙げているリディア・コー(ニュージーランド)、もう一人は今年8月のキャンビア・ポートランド・クラシックに17歳11カ月で初勝利を収めたブルック・ヘンダーソン(カナダ)だ。コーは18歳4カ月。2人は今回、エビアンに勝つことができれば、07年のクラフト・ナビスコ選手権でモーガン・プレッセル(米国)が打ち立てた18歳10カ月のメジャー最年少優勝記録を更新することになる。
コーはソウル生まれ。6歳でニュージーランドへ移住してゴルフの腕を磨き、12年のカナディアン女子オープンに15歳4カ月で勝ち、米ツアーの最年少優勝記録を樹立した。13年秋にプロに転向した後も順調に成長を続け、今季も賞金ランク2位。今や朴仁妃を追う一番手と言っていい実力者だ。ショットの正確性が特に光っている。
ヘンダーソンは14年12月にプロ転向。今季は全米女子プロ、全米女子オープンのメジャー2大会でともに5位に入っており、17歳での初勝利も、時間の問題だった。話題性はもとより、もはや優勝候補の一角と言っていい存在だ。
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