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本場で挑戦! シカゴ・トライアスロン

都市型トライアスロンの草分け的存在

 スイム、バイク、ランの3種目を続けて行うトライアスロン。日本でも「第3次ブーム」と言われ、かなり人気が高まっているが、発祥国の米国でももちろん盛んだ。都市型トライアスロンの草分け的存在で、今年(2015年8月29、30日の2日間)は9000人以上が参加した「第33回シカゴ・トライアスロン」に挑戦、「世界最大規模」(主催者)とされる本場のレースを体感してきた。(時事通信シカゴ支局 菅正治)

 トライアスロンは大きく分けて、宮古島などでの開催が有名な距離の長いロングと、短いショートがあるが、この大会は後者。私が出場したのはスイム1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロで、この大会ではインターナショナル部門と呼ばれている。五輪も同じ距離で争われ、一般の大会でもこのタイプが最も多い。

 この距離ならば、競技時間はフルマラソンより短く、順調に行けば2~4時間でゴールできる。この大会ではほかに、スプリント部門(スイム750メートル、バイク24.5キロ、ラン5キロ)やスーパースプリント部門(スイム375メートル、バイク10.5キロ、ラン2.5キロ)も開催。1人で複数のレースに参加することも可能で、3レースに挑む「トリプル・チャレンジ」部門も設けられている。3種目を3人で行うリレーや、子供向けのレースも実施された。

 参加費は、部門や申込日によって異なるが、だいたい100~200ドルなので、日本より安いかもしれない。特筆すべきは、これだけ大規模の大会なのに、前日まで申し込みができることだ。日本の人気大会では数カ月前に締め切られ、その後の抽選で落とされるケースも多いだけに、参加者にやさしい大会との印象を受けた。

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