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デビュー40周年 岩崎宏美さんインタビュー

昔より歌が好き

 「ロマンス」「すみれ色の涙」「聖母たちのララバイ」―。歌手の岩崎宏美さんは、アイドル全盛期の1970年代から抜群の歌唱力、表現力で数々のヒット曲を歌い上げてきた。2015年はデビュー40周年のメモリアルイヤー。セルフカバーアルバムを発表したり、記念ツアーを行ったりと、精力的な活動を続けている岩崎さんにインタビューし、デビュー当時の思い出や近況、歌への思いなどを語ってもらった。(時事ドットコム編集部)

―まず、40周年を迎えた感想をお聞かせください。

 まさかこんなに長く歌い続けてこられると思っていなかったので、自分が一番驚いています。よく続いたな、というのが正直なところですね。

―この間、歌への思いに変化はありましたか?

 歌とは同じ距離を保ってきた気がするけれど、昔より好きかもしれません。

 以前はディレクターのOKが出た歌い方や、レコードの歌声に近い形で毎回、必ず歌わなければいけないという思いが、自分の中でどこかにあったんですね。

 でも、2002年に声帯ポリープの手術をした後、「どれくらい出てくれるか分からない声と、どのように向き合って歌おうか…」という時期がありました。本当に大変だったけれど、「こう歌わなければいけない」と考えるのではなく、「きょうはどれだけ集中して歌えるか」という心構えに変わりました。私にとって過酷な時期ではあったけれど、すごくいい勉強をさせてもらいました。

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