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ミュージカル「アラジン」の舞台裏

ブロードウェーから日本へ

 米ブロードウェーで大ヒット中のミュージカル「アラジン」。心浮き立つ多彩な音楽に、ダイナミックな群舞。魔法のじゅうたんが空を飛び、灼熱(しゃくねつ)の物語世界へといざなう。5月24日には劇団四季による日本版が東京・汐留の電通四季劇場「海」で開幕。目もくらむほど華やかなステージの舞台裏を日米両国で取材した。

(取材・構成=文化特信部 中村正子)

 ミュージカル「アラジン」は、1992年公開の人気長編アニメ映画の舞台版。砂漠の王国アグラバーの貧しい青年アラジンと王女ジャスミンの恋模様が、魔法のランプの精ジーニーとの友情を絡めて描かれる。貧しさから盗みをやめられないアラジン。王国のしきたりに縛られているジャスミン。ランプの中で捕らわれの身のジーニー。状況は違っても、3人はいずれも自由を求めて新しい世界を目指す。

 舞台化を手掛けたディズニー・シアトリカル・プロダクションズのトーマス・シューマーカー社長は「アラジンと魔法のランプの物語は世界中で知られている。3つの夢をかなえてくれるジーニーのような存在との絆は誰もが願うことでしょう」と作品の普遍的な魅力を強調する。

 同作はカナダ・トロントでのトライアウトなどを経て、昨年3月20日にブロードウェーで開幕。トニー賞で最優秀ミュージカル作品賞など5部門にノミネートされ、ジーニー役を演じたジェームズ・モンロー・アイグルハートが最優秀助演男優賞を受賞した。

 劇団四季にとっては、1995年に日本で初演した「美女と野獣」に始まり、「ライオンキング」、「アイーダ」、「リトルマーメイド」と続いたディズニーとの提携第5弾。昨年9月29日に行われた「アラジン」の製作発表会見で、吉田智誉樹社長は「この作品から劇団四季の『ホール・ニュー・ワールド』が始まる」と、主題歌に掛けて意気込みを語った。

 ミュージカルファンの期待も高く、前売り券は、今年3月15日の一般発売初日時点で歴代最高の21万5000枚を突破。既に来年末までのロングランが決まっている。(2015年5月20日現在)

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