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あらフィフ、ぐだぐだ、マラソン記

あらフィフ、初マラソンに挑戦

  秋も深まりマラソンシーズンが到来した。東京国際マラソンなど人気が高い大会の抽選結果がそろそろ届き、一喜一憂する人も多いだろう。昨今はマラソンブームで、7年前から行われている東京国際マラソンの抽選倍率は当初3.8倍だったが、近年では10倍を超えた。マラソン経験者は自分の周りにずいぶん増えた。これからチャレンジしようという方々もかなりいるはずだ。
 筆者は2014年7月末、タイ国にて初マラソンに挑んだ。50歳まであと1年。失敗だらけの厳しいほろ苦い体験記ですが、これからマラソンにチャレンジしたいという中年の方々、参考にしていただけたら光栄です。
         時事通信社写真部次長・山崎秀夫

 今回のタイ・パタヤ国際マラソンは自分にとって初マラソン。ハーフはもちろん、10キロすらレースで走ったことはなかった。会場は海外、しかも熱帯のタイ。10日前のエントリーと明らかに準備不足でのチャレンジで、マラソンをなめているのか、と愛好家の方々からお叱りを受けそうだ。

 詳細は後述するが、筆者は一昨年末、国内のマラソン大会にエントリーした。ところがオーバーワークで両膝を故障し、大会出場は断念。その後も1年近く走ることができなくなってしまったが、筋トレなど、自己流のリハビリでようやく10キロ程度ならジョギングできるほどに回復した。

 そんな矢先、タイ国政府観光庁 の協力で、バンコク、プーケットと並ぶタイの3大マラソンの一つ、パタヤマラソン にエントリーする機会に恵まれたのだった。

 パタヤはバンコクから南東へ約160キロ、タイ東部チョンブリー県の西海岸に位置する。バンコクから車で2時間、バンコクの玄関、スワンナプーム国際空港からだと車でわずか1時間とアクセスの良さなどから、タイで最も古くから親しまれてきたビーチリゾートだ。

 スタート、ゴールは海岸沿い。フルマラソンの参加者は約700人(日本人は54人)でハーフやクオーターを加えると約5300人(日本人は約239人)。参加費用は1カ月前の事前申請で約6千円(2千バーツ)となっている。

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