―インタビュー直前の出版イベントもそうでしたが、壇蜜さんは写真撮影では進んで過激なポーズを取りますね。その理由は?
だって、みんな重いカメラや機材を持って来てくれたから、手ぶらで帰すのは申し訳ないじゃないですか。
今回の本の話をすれば、この本を出すために、出版社の方々がすごい努力をして、すごい根を詰めて話し合って、楽じゃなかったと思うんです。だから、どうしても線香花火みたいに、ぱたって終わりにしたくはなかった。そう考えたら、自分がやること、やってみんなが喜ぶことって必然的に出てくるじゃないですか。(そういう考えが浮かぶのは)本能的なものですね。
―ところで、昨今の「壇蜜ブーム」を、ご自身ではどのように受け止めていますか?
(ブームを)革命的だと皆さんが感じていらっしゃることは、メディアを通してひしひしと伝わっています。でも、完全に一種の熱病みたいなものですよね。「現象」とか「ブレーク」と言われた時点で、みんなが「一過性だ」という見切りを付けていると思う。だから、自分がその波に乗るんじゃなくて、「その先の流れを読む」という布石(を打つこと)が大事だと考えています。「現象」とか「ブレーク」という言葉の上に、あぐらをかくようなことはしたくありません。
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