―「エロスのお作法」に込めた思いを教えてください。
私はおばあちゃんの影響もあって、男性や目上の人に対して古くさい考え方を持つことが心地よいところがあります。
たとえば、小さいころは、おままごとやお人形ごっこで、お母さん役やお嫁さん役をやるのが楽しかった。そこには、殿方を立てる気持ちが込められていた気がするんです。その名残を大事にしながら大人になると、今の人生に少しでも心地いい恋愛のお作法が待っているじゃないかなと思って。そういうことを表現したかったんですよね。
―本を作るプロセスで得たことはありますか?
自分をよく知ることができ、成長もできた気がします。「私はこういうこと言いたかったんだ」とか、「自分にはこういう骨組みがあったんだ」と、気付かされることが結構あって。そうしたことを確認できて、自分自身をブラッシュアップできたんじゃないかな。
―今後、著述業に力を入れる考えは?
自伝書や指南書は、1冊に大きな深みがあれば大事にされるでしょうから、書く数は少なくていいです。でも、「本を出す」というチャンスには今後も恵まれたいなあという願望はあります。みんなが悩んだときなどに、私の何かを見て救われたり、元気になるきっかけにしてくれたりしたらいいなと思うので。
ブログやコラム、本などを通じて何かしらの発信ができていれば、皆さんが私でハァハァしてもらうということが実現します。だから、必要とされている限りは、文章でも(期待に)応えていきたいな。
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