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100キロ走破なるか 四万十川ウルトラマラソン

2000人規模の大会

  フルマラソンは10回近く完走し、トライアスロンにもたくさん出たので、もう飽きたというわけでもないが、今度はウルトラマラソンに初めて挑戦してみた。舞台は10月21日に高知県四万十市周辺で開かれた「第18回四万十川ウルトラマラソン」100キロの部。おそらく10時間ぐらい走り続けることになるが、そんなに走り続けると頭と体は一体どんな感覚になるのだろうか。そもそも普通の人間が自分の足で100キロも走り切ることができるのだろうか―。そんな期待と不安を抱きながらスタートラインに立ってみた。(時事通信記者・菅正治)

 最近のマラソンブームの中で、「ウルトラマラソン」の人気も高まっているが、具体的に何キロを指すのかという定義はなく、フルマラソンの42.195キロより長い距離の大会を全て指すらしい。だから、50キロでも100キロでも、1000キロでもウルトラマラソンということになるが、区切りがいい100キロの大会が最も多い。最近は新設されるレースも増えており、国内では数十の大会があるようだ。

 四万十川の大会は1994年から毎年10月に開かれており、今回が18回目。100キロの部は1500人の定員に対して3548人が応募し、同時に行われる60キロの部は500人の定員に1311人の応募があった。参加者は抽選で決まり、100キロと60キロ合わせて2126人が最終的に参加資格を得た。参加者は全国から集まるため、提携先の旅行会社からパックツアーも用意されている。少し割高だが、土地勘がない者にはとてもありがたいので、私も利用してみた。

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