第2回大阪マラソンが2012年11月25日に行われ、惨たんたる結果に終わった前年のリベンジを果たすべく、今回も参加した。コースは前回と同じで、大阪府庁前をスタートし、大阪の中心部を走り回り、大阪港に近いインテックス大阪をゴールとする42.195キロだ。8.8キロのチャレンジランを合わせ、参加者は前回より1000人以上多い3万458人に達した。沿道の盛り上がりもかなりのもので、応援者は前年をほぼ18万人も上回る118万8000人に上ったという。大会は大阪の秋の風物詩として定着してきたようだ。(時事通信記者・菅正治)
この日は神戸市でも神戸マラソンが開かれたほか、つくばマラソン(茨城県つくば市)や富士山マラソン(山梨県富士河口湖町)といった大規模な大会が各地で開催された。中国でも、日本人の参加をめぐって混乱した北京国際マラソンが開かれていた。2日前の23日にも大田原マラソン(栃木県大田原市)や福知山マラソン(京都府福知山市)といった人気大会が行われており、この3連休はマラソンシーズン真っ盛りという感じだった。
大阪マラソンの場合は、参加者が多いため、大会前の23、24両日にゴール地点のインテックス大阪で受け付けを済ませなければならない。受付会場のすぐ隣では「大阪マラソンEXPO」が開かれており、ランナーにおなじみの企業がブースを構え、商品をPRしたり、実際に販売したりしている。ランニングウエアやシューズもたくさん売られているため、手ぶらで大阪までやってきて、ここで全部買いそろえることも可能だ。私は半袖短パンで走ろうと思っていたが、大会当日は思ったより寒そうだったので、長袖シャツとタイツを急きょ購入した。
「うまいもん市場」として、お好み焼きやたこ焼き、焼きそばなど食べ物を売っているコーナーもある。大阪府のマスコットキャラクター「モッピー」もランナーの応援に駆け付けてくれていた。
インテックス大阪の隣にあるミズノ本社に寄ってみると、大阪マラソンに合わせて、競泳の寺川綾選手とハンマー投げの室伏広治選手がロンドン五輪で獲得した銅メダルが特別展示され、来場者の関心を集めていた。オーダーシューズの製作実演も行われていた。一般ランナーでも自分の足に合った靴を作る人は増えているそうで、価格は2万3100円からということだ。注文してから2カ月で出来上がるらしい。思ったほど高くないため、そのうち私もマイシューズを作ってみようと思った。
ミズノ本社の1、2階は普段から「ミズノスポートロジーギャラリー」として一般公開され、過去の五輪で日本代表が着用したウエアや、プロ野球選手が使用しているグローブやバットなどを展示しているそうだ。
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