「現代スーパーボクサー」

長谷川穂積（真正）

ＷＢＣスーパーバンタム級世界戦の１回、ウーゴ・ルイス（右）に左ストレートを見舞う長谷川穂積。９回終了ＴＫＯ勝ちし、バンタム級、フェザー級に続く世界３階級制覇を達成した＝２０１６年９月１６日、エディオンアリーナ大阪【時事通信社】

　ＷＢＣ（世界ボクシング評議会）バンタム、スーパーバンタム、フェザー級のタイトルを獲得。３６勝（１６ＫＯ）５敗。
　１９８０年１２月１６日生まれ。兵庫県出身。身長１６７センチ。サウスポー。９９年にプロデビューし、２００３年にジェス・マーカ（フィリピン）を破り東洋太平洋バンタム級王座を獲得した。３度の防衛後、０５年４月にウィラポン・ナコンルアンプロモーション（タイ）を下してＷＢＣ同級王者となり、０９年１２月に１０度目の防衛を果たした。海外進出も視野に入ったが、フェルナンド･モンティエル（メキシコ）との１１度目の防衛戦で４回ＴＫＯ負けを喫した。
　日本が誇るワールドクラスのボクサー。強打でダウンを奪い、電光石火の連打でとどめを刺す。このＫＯスタイルを武器に、ＷＢＣバンタム級２けた連続防衛に成功した。相手の動きを予測する能力に優れており、カウンターやディフェンスの技術も高い。２０１０年１１月にはフェザー級の世界タイトルを獲得。１６年９月にはスーパーバンタム級を制し、３階級制覇を達成した。（2016/09/20）