「現代スーパーボクサー」

内山高志(ワタナベ)

 WBAスーパーフェザー級、東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルを獲得。24勝(20KO)1敗1分け。
 1979年11月10日生まれ。埼玉県春日部市出身。埼玉・花咲徳栄高でボクシングを始め、拓大進学後、全日本選手権で3度、国体で1度優勝した。05年7月プロデビュー。07年9月、東洋太平洋(OPBF)スーパーフェザー級王座を獲得し、5度の防衛を果たす。今年1月、フアンカルロス・サルガド(メキシコ)を12回TKOで破り、世界初挑戦でWBA同級王座を獲得した。右ボクサーファイター。身長172.3センチ。
 「KOダイナマイト」の異名を持つハードパンチャー。世界タイトルを奪取したサルガド戦は、12回に2度のダウンを奪う衝撃的な内容だった。以降、防衛を重ね、スーパーフェザー級最強の称号を不動のものにした。一発の魅力はもちろん、アマチュア出身らしい技巧も合わせ持つ。15年末に、日本男子歴代単独2位となる世界王座11度連続防衛を果たした。
 翌年4月、同級暫定王者のヘスレール・コラレス(パナマ)に2回2分59秒KOで敗れて12度目の防衛に失敗する波乱となった。(2016/05/02)

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