「現代スーパーボクサー」

ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)

 IBF・WBAフェザー級、WBCスーパーフェザー級、WBAライト級、WBOスーパーライト級タイトルを獲得。56勝(40KO)7敗1分け。
 1973年8月23日生まれ。オーソドックス。93年にプロデビューし、10年ものキャリアを経てIBFフェザー級タイトルを獲得した。07年にWBCスーパーフェザー級王者マルコ・アントニオ・バレラに挑戦し、判定勝ちを収める。09年にはWBAライト級タイトルを奪取し、3階級制覇を達成した。マニー・パッキャオ(フィリピン)との第3戦で敗れた後、12年4月にWBOスーパーライト級タイトル戦で復帰し、判定勝利。世界4階級目のベルトを巻く。弟のラファエル・マルケスもバンタム級とスーパーバンタム級の2階級王者。
 連打が得意である一方、カウンターの名手としても知られる。さらに、驚異的なスタミナを誇り、タイトル戦での判定勝ちも多い。04年にはパッキャオと初対決。第1ラウンドに3度のダウンを喫したが、12ラウンドまで戦い抜き、引き分けに持ち込んでいる。以後、パッキャオと2戦、3戦とフルラウンド格闘し、いずれも惜敗だった。しかし、第4戦では衝撃的なKOでついにパッキャオを下し、ライバル対決を最高の形で締めくくった。(2014/05/19)

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