1960年、アイルランドの首都、ダブリン生まれ。1980年にU2でメジャーデビューすると、宗教的、政治的なメッセージを込めた楽曲を次々と発表。 米国のルーツ音楽への接近、ダンス・ビートの導入など音楽的な変遷をたどりながら、スタジアム級の会場を常に満員にするバンドに成長する。
85年にエチオピア救済コンサート、ライブエイドに参加。ボノは貧困撲滅のための慈善活動家としても知られるようになりノーベル平和賞候補にも挙げられるが、一方でU2の版権管理会社を節税目的でオランダに移転させて批判されたこともある。
豊かな声量を誇るボノの男性的なボーカルは、ジ・エッジの硬質なギターとともにバンドのサウンドを特徴付けている。後にはファルセットなども聞かせるようになるが、やはり初期の荒削りなボーカルが魅力的。83年の「WAR(闘)」に収められた「ブラディ・サンデー」や「ニュー・イヤーズ・デイ」での熱唱は忘れ難い。
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