東京・豊洲市場(江東区)で11日早朝、開場1周年の競りが行われ、市場関係者は気持ちを新たに取引に臨んだ。多くの仲卸業者などが品定めを行ったマグロの競りは、活気に満ちた雰囲気で始まり、生マグロなどに高値が付いた。
生マグロの競りは、鐘の音を合図に午前5時半に開始。競り人の威勢の良い掛け声とともに、売り場に並んだ国産や輸入のクロマグロ73本が次々と取引された。比較的入荷が少なかったことで、米ボストン産には1匹当たり約90万円と、前日よりやや高値が付いたが、極端なご祝儀相場とはならなかった。
マグロのほか大衆魚も、各地しけなどの影響で全般に入荷が少なく、不漁のサンマをはじめ、カツオやイカ、イワシなどの卸値は軒並み高め。台風19号の接近により、仲卸業者が取引量を抑える傾向もあった。
開場から1年、同市場の取引量は減少傾向だが、2年目に入りベテランの仲卸は「今後、大勢の買い出し人に来てもらえるよう、豊洲市場の魅力を広く発信していきたい」と気を引き締めていた。(2019年10月11日配信)
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