稀勢の里 苦闘の日々

再起へ、序盤がカギ

 ◆断ち切りたい悪循環

 大相撲の横綱稀勢の里が9月6日、秋場所(9日初日、東京・両国国技館)への出場を決めた。進退が懸かる場所で再起を果たすには、まず序盤戦を乗り切ることがカギになりそうだ。
 前頭や小結との対戦が続くとみられる序盤の5日間は金星獲得や懸賞金を狙う下位力士が目の色を変えて挑んでくる。「最初の3日くらいを乗り切れれば波に乗れる」と同じ二所ノ関一門の尾車親方(元大関琴風)。新横綱で優勝した昨年春場所終盤に負傷した後、出場した4場所はいずれも初日を落とし、5日目までに2敗以上を喫して途中休場に追い込まれた。その悪循環を断ち切りたい。
 最高位に就くまで最大の武器だった左おっつけがけがの影響もあって十分に使えない中、番付発表後は右のはず押しや前みつを取る攻めのほか突き押しも試した。芝田山親方(元横綱大乃国)は取り口で迷うと消極的な相撲になると指摘した上で「迷いがない相撲に徹してほしい」と言った。
 8場所連続休場からの復活を期す舞台を間近に控え、稀勢の里は「いろいろやりたいことをしっかりやった。やるべきことをやるだけ」。自らに言い聞かせるように決意を述べた。(運動部)
(2018.9.6配信)

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