◆序盤戦5連勝
◇2018年秋場所5日目(9月13日、東京・両国国技館)◇
進退を懸ける稀勢の里はこの日も平幕相手にてこずりながら、序盤を無傷で乗り切った。正代に左を差し、上手も取ったが寄り切れない。下手投げで少し崩されても構わず、最後は豪快に投げ捨てた。
初日からの5連勝は、新横綱として臨み、終盤に左胸などを痛めながら優勝した昨年春場所以来。横綱審議委員による本場所総見を終えた北村正任委員長は、「一番心配だったところはクリアした。一つのヤマを越えた」と語り、ひとまず危機は脱したとの見解を示した。
稀勢の里は横審の評価についての質問には応じず、「一日一番集中してやるだけ」といつもの言葉を繰り返した。(運動部)
(2018.9.13配信)
新着
会員限定