◆横綱戦初白星
◇2018年秋場所14日目(22日、東京・両国国技館)◇
稀勢の里が鶴竜を破り、白星を2桁に乗せた。張り差しから左下手をがっちりと引き、相手の寄りも我慢。しばらく動きが止まっても攻め急がずに鶴竜が仕掛けてきたところで、うまくすくってから出た。横綱昇進後は、これが横綱戦初勝利となった。
八角理事長(元横綱北勝海)は「よく粘った」とたたえ、阿武松審判部長(元関脇益荒雄)は「本人にとっては意味ある1勝」と話した。本人は「あしたがまだありますから」と多くを語らないが、進退を懸けた8場所連続休場明けの場所で10勝。周囲が評価する通り、大きな白星となった。(運動部)
(2018.9.22配信)
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