角界「異名」列伝 ウルフの時代

「突貫小僧」

関脇・富士櫻
 真っ向から当たり、きっぷのいい突き押し一筋の相撲で土俵を沸かせた。勤勉実直な稽古の虫で、憎めない笑顔。ベテランになってもこの愛称が似合った。麒麟児との激しい突っ張りの応酬は、昭和天皇「お好み」の取組だった。千代の富士にとっては同門の兄弟子で、いい稽古相手だった。

大相撲古今「酒豪」番付・富士櫻

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