特集　マスターズゴルフ

名手(１０)雑草育ち

マスターズ以外のメジャー３大会に２勝ずつしたリー・トレビノ。アメリカンドリームを実現した名手だ(2009/10/16)【ＡＦＰ＝時事】

　リー・トレビノ（米国）
　マスターズの最高成績は２度の１０位ながら、他のメジャーを２度ずつ勝ち、通算６勝。１９３９年１２月１日、米テキサス州ダラス生まれ。ゴルフ場近くの母子家庭に育ち、コースキーパー、海軍を経て、ゴルフの腕を磨き、賭けゴルフで稼ぐ生活をしばらく送った。

　６７年にツアー入りし、全米オープンで５位に入ってその名を知られる存在になった。６８年に全米オープンを制覇。その後はジャック・ニクラウスらのライバルとして活躍。７０年にはツアー賞金王にも輝き、陽気な性格でも人気を集めた。米ツアー通算２９勝。８１年に世界ゴルフ殿堂入りした。