特集　マスターズゴルフ

名手(７)王様

マスターズに４度勝ったアーノルド・パーマー。現役時代同様に、今も抜群の人気を誇る(2008/04/09)【ＡＦＰ＝時事】

　アーノルド・パーマー（米国）
　マスターズでは優勝４度。現行メジャーでは通算７勝を挙げた。１９２９年９月１０日、米ペンシルベニア州ラトローブ生まれ。５４年に全米アマに優勝し、５５年からプロに。メジャーは５８年のマスターズが初優勝となった。

　本格的なテレビ時代到来に伴い、ゴルフ界最高のスターに。強さを誇った６０年代前半に、１１歳下のジャック・ニクラウスらと繰り広げた激戦がゴルフの人気を広げた。

　フィニッシュの際、クラブを高い位置に掲げるスイングでお馴染み。「キング（王様）」と呼ばれた。マスターズ優勝４度は歴代２位タイ。現行のメジャーでは全米プロには勝てなかった。米ツアーでは歴代５位の通算６２勝。４度の賞金王、２度の年間最優秀選手に輝いた。７４年に世界ゴルフ殿堂入り。２０１６年に８７歳で死去した。