特集　マスターズゴルフ

名手(３)伝説の一打

１９３５年に優勝したジーン・サラゼン。サム・スニード（左）、バイロン・ネルソン（右）とともに、マスターズでは長く大会の名誉スターターを務めた(1999/04/08)【ＡＦＰ＝時事】

　ジーン・サラゼン（米国）
　マスターズは１９３５年に優勝。現行メジャーでは通算７勝を挙げた。１９０２年２月２７日、米ニューヨーク州ハリソン生まれ。キャディーからゴルファーになり、２２年の全米オープンに勝って一躍第一人者となった。

　１６３センチの小柄な割に、当時としては飛距離も出た。３５年マスターズの１５番でマークしたアルバトロスで有名。全米プロには３度勝ち、メジャー最後の７勝目となったマスターズ制覇で現行メジャー４大会にすべて勝つ最初の選手となった。サンドウェッジの考案者としても知られる。米ツアー通算３９勝。マスターズでは長く名誉スターターを務めた。７４年に世界ゴルフ殿堂入り。９９年に９７歳で死去した。