羽田空港(東京都大田区)の新国際線ターミナルが21日に開業するのを前に、東京消防庁などは8日、直下型地震が発生したとする大規模な消防訓練をした。
同庁によると、地震でターミナルの一部が倒壊し、火災も発生したと想定。ターミナルの運営会社や鉄道、テナント各社など関係機関から計約250人が参加した。
被災者の避難誘導や消火と並行し、消防隊員がはしご車やロープを使って逃げ遅れた人を次々に救出。余震が起きたとして、隊員が建物から緊急脱出する場面もあり、緊迫した雰囲気となった。
同庁の村上研一第2消防方面本部長は訓練後、「勇気を出して大きな声を出し、パニックになったお客さまを誘導してほしい」と呼び掛けた。(2010年10月8日)
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