どう変わる?羽田空港

羽田4番目の滑走路

 羽田空港の4本目の滑走路となるD滑走路が完成を目前に控えた20日、報道陣に公開された。供用開始前に航空機が誤って着陸するのを防ぐため、滑走路上には大きな「×」印が描かれていた。
  総工費は約6000億円。滑走路島は長さ3120メートル、最大幅524メートルで、面積は東京ディズニーランドの約3倍。埋め立て部分(約100万平方メートル)に、多摩川河口部の水流を妨げないようくい打ち桟橋部分(約50万平方メートル)を組み合わせた。
 くい打ち桟橋方式は世界の空港で3番目。軟弱な地盤のため、長さ80~90メートルのくいを1165本打ち込んでいる。埋め立て部分は今後100年間で70センチの地盤沈下が予測され、数センチ沈むごとにアスファルトを盛り付け、桟橋部との段差を解消する。(2010年8月20日配信)

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