羽田空港(東京都大田区)国内線第2旅客ターミナルビルの南側部分の増築工事が完了し、13日に供用が開始された。航空機の発着枠拡大で手狭になったことから、2008年末に着工。延べ床面積約5万平方メートルの拡張で、出発・到着ロビーの面積が現在の2倍となった。同空港の新国際線ターミナルも今月21日に開業する。
商業施設部分では、飲食店17店、物販・サービス店19店が新たにオープン。国内空港では初めて美術展示場を常設した。
13日の記念式典で、空港を管理・運営する日本空港ビルデングの鷹城勲社長は「搭乗口までの歩行距離が短くなり、利用者の利便性が向上した」とあいさつ。増築部分を主に使用する全日本空輸の伊東信一郎社長は「羽田空港は日本の首都の玄関口として発展していくが、全日空もその一翼を担いたい」と述べた。(2010年10月13日配信)
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