どう変わる?羽田空港

江戸の街並みを再現

 長屋風の飲食店にアニメグッズ、プラネタリウムまで-。羽田空港の新国際線ターミナルが21日、オープンする。新たに就航する深夜早朝便の利用客も快適に過ごせるよう工夫され、飲食店街では江戸の町並みを再現、アニメのグッズもそろえた。新旧の日本文化を意識した「おもてなし」の造りは、外国人旅行客にも受けそうだ。
 ターミナルの延べ床面積は、現在の国際線ビルの11倍の15万4000平方メートル。2階が到着、3階が出発と分かれており、少ない移動で搭乗手続きや出入国審査ができるのが特徴だ。
 都心から最速13分とアクセスは良好。31日から就航する欧米などの深夜の定期便は、地方空港から最終便で到着しても乗り継ぎ可能で、仕事帰りに海外旅行に行く人も増えそうだ。
深夜早朝でも待ち時間を快適に過ごせるようシャワールームや仮眠室を用意。出国手続き後は11の高級ブランド店で買い物が楽しめるほか、一部の飲食店は24時間営業で、離陸直前までご飯とみそ汁を味わえる。
 4階には江戸の町並みを再現し、長屋風の店構えの飲食店がずらり。すし、すき焼きからラーメンまで幅広い日本食をそろえた。
 5階にはアニメやキャラクターのグッズ、おもちゃが並ぶ。日本のアニメは海外で人気が高く、ここでしか手に入らない限定グッズも用意。手ぬぐいや風呂敷の専門店もあり、日本文化の新たな発信源になりそうだ。
一方、空港では世界初というプラネタリウムもオープン。最新の設備で、食事やコーヒーを飲みながら4000万個の星を楽しめる。時間帯ごとにプログラムを変え、午前8時から午後11時まで営業する。(2010年10月16日)

新着

会員限定

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ