主要な作品賞、監督賞で、オスカー像に一番近いとされるのが、ジェームズ・キャメロン監督の「アバター」とキャスリン・ビグロー監督の「ハート・ロッカー」だった。「元夫婦対決」と注目を集める中、ビグロー監督が作品、監督の両賞を見事射止めた。女性監督が監督賞に輝くのはアカデミー史上初めての快挙だ。
女性監督の監督賞ノミネートは過去に3例あるが、受賞には至っていなかった。
ビグロー監督は受賞後のスピーチで、「人生で最高の瞬間」との言葉で喜びを表現。また、「この作品を、イラクやアフガニスタンや世界各国で命懸けで従軍しているすべての男女に捧げたい」と挨拶した。
監督賞ノミネート一覧
キャスリン・ビグロー「ハート・ロッカー」
ジェームズ・キャメロン「アバター」
クエンティン・タランティーノ「イングロリアス・バスターズ」
リー・ダニエルズ「プレシャス」
ジェーソン・ライトマン「マイレージ、マイライフ」
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