特集 米アカデミー賞

 ハート・ロッカーが作品賞

 第82回米アカデミー賞の授賞式が2010年3月7日(日本時間8日)、ハリウッドで開かれ、イラク駐留米軍の爆発物処理班を描いた映画「ハート・ロッカー」(キャスリン・ビグロー監督)が作品賞、監督賞など6冠に輝いた。女性監督が監督賞を受賞したのはアカデミー賞史上初の快挙だ。

 作品賞の有力候補だったSF大作「アバター」(ジェームズ・キャメロン監督)は視覚効果や撮影など3冠にとどまった。両作品は「元夫婦対決」としても注目を集めていた。

 演技関連では、主演女優賞がサンドラ・ブロック(「しあわせの隠れ場所」)、主演男優賞がジェフ・ブリッジス(「クレイジー・ハート」)、助演女優賞がモニーク(「プレシャス」)、助演男優賞がクリストフ・バルツ(「イングロリアス・バスターズ」)にそれぞれ贈られた。

 長編ドキュメンタリー賞は和歌山県太地町のイルカ漁を批判した「ザ・コーヴ」(ルイ・シホヨス監督)が獲得した。また、長編アニメ賞に「カールじいさん」、外国語映画賞に「瞳の奥の秘密」(アルゼンチン)が輝いた。

作品賞候補一覧
「ハート・ロッカー」
「アバター」
「しあわせの隠れ場所」
「第9地区」
「17歳の肖像」
「イングロリアス・バスターズ」
「プレシャス」
「ア・シリアス・マン」(原題)
「カールじいさんの空飛ぶ家」
「マイレージ、マイライフ」

新着

会員限定

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ