特集 結婚詐欺 連続不審死事件

大出さん、財布残金は数千円

 埼玉県や千葉県で男性が相次ぎ不審死した事件で、会社員大出嘉之さん=当時(41)=が死亡しているのが見つかったレンタカー内に、数千円が入った大出さんの財布が残されていたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。
 大出さんは「旅行に行く」として出掛けており、所持金が少ないのは不自然として、埼玉県警東入間署捜査本部は、無職木嶋佳苗容疑者(35)が財布から現金を抜き取った疑いがあるとみている。同日、殺人容疑で木嶋容疑者をさいたま地検に送検した。
 捜査関係者によると、大出さんは昨年8月6日、埼玉県富士見市の駐車場に止めたレンタカー内で遺体で発見された。この際、大出さんの旅行用バッグは車内から見つからなかったが、別のかばんが置いてあり、身元を特定できる証明書や、数千円の紙幣などが入った財布が残されていた。
 大出さんは前日の5日、レンタカーを借りて木嶋容疑者と落ち合い、現場の駐車場まで一緒に行った。出掛ける前には自分のブログに「2泊3日で婚前旅行に行きます」と記していた。
  木嶋容疑者は任意聴取の段階で同日に大出さんと会ったと認める一方、取り調べでは練炭自殺に見せかけて殺害した疑いを否認している。
 逮捕容疑によると、木嶋容疑者は同日午後7時半から10時半の間、レンタカー内で練炭を燃やし、大出さんを一酸化炭素中毒死させた疑い。
 2日午後0時半ごろ、送検のため埼玉県警川越署を出た木嶋容疑者は、茶色の上着に白地にストライブの入ったズボン姿で護送の車に乗った。ピンク色のタオルのようなものを頭にかぶりうつむいていたため、表情をうかがい知ることはできなかった。(2010年2月2日配信、年齢などは配信当時)

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