特集 話題騒然ファーストレディー

夫を尻目に高い人気

 43代米大統領のジョージ・W・ブッシュ氏は在任後期、支持率低迷に苦しんだが、対照的に、ローラ・ブッシュ夫人の人気は一貫して高かった。米国民が好感を抱く良妻賢母型ファーストレディーの代表格だ。

 ローラさんは1946年にテキサス州で生まれた。大学卒業後、小学校教諭や図書館司書として活躍した。

 ローラさんの人気の秘けつは、アットホームな雰囲気と、自分の意見を率直に語れる意志の強さを持ち合わせていることだろう。酒におぼれかけていた夫を一喝し、断酒に踏み切らせたエピソードも知られる。人権問題への関心も高く、ミャンマー軍事政権を批判したこともある。

 2005年末に発表されたCNNテレビとUSAトゥデーの合同世論調査によると、ブッシュ氏を好意的に見ている比率が46%だったのに対し、ローラ夫人には73%が好意的だった。米人気テレビ「デスパレートな妻たち」の大ファンと公言したことも、国民に親近感を抱かせたようだ。

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