特集　話題騒然ファーストレディー

北アイルランド首相妻が不倫

英領北アイルランド自治政府議議員　北アイルランド自治政府ピーター・ロビンソン首相夫人。１０年１月、自身の不倫問題で議員を辞職（０５年４月６日、ベルファスト）（ＥＰＡ＝時事）

　２０１０年１月、英領北アイルランド自治政府のピーター・ロビンソン首相の妻で、自治政府議会議員のアイリスさん（６０）が３９歳年下の男性と不倫関係に陥り、不正な資金をプレゼントした可能性があると報じられ、政界スキャンダルに発展した。ＢＢＣが報じた。

　男性はアイリスさんの親しい友人の息子で、友人が０８年２月に死去後、親密になった。夏までに性的関係を持つまでに進展したが、秋には終えんを迎えたという。

　アイリスさんはカフェの開業資金を必要としていた男性に５万ポンド（約７４０万円）を援助。しかし、その資金は業者から受け取ったもので、当局への申告が必要だった。

　ロビンソン首相は報道を受け、妻の不倫を認めた上で、０９年３月に不倫の事実を知り、その翌日に妻が自殺を図ったことを明らかにした。夫人は自治議会議員を辞任し、精神的な治療を受けているという。首相はこの問題の責任を取り、６週間の休職を表明した。