特集 話題騒然ファーストレディー

北朝鮮・金総書記の謎の妻

 北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)労働党総書記が2004年、第4夫人の高英姫(コ・ヨンヒ)夫人が死去した後、秘書出身の金玉(キム・オク)さんを新夫人に迎え、一緒に暮らしている―。韓国の通信社・聯合ニュースが06年7月、消息筋の話として報じた。金総書記の後継者問題の行方を左右する可能性があるだけに、謎の「事実上のファーストレディー」に注目が集まった。

 金玉さんは1964年生まれで、平壌音楽舞踊大でピアノを専攻した。80年代初めから金総書記の秘書を務め、外国要人との面会にもたびたび同席。影響力の保持を狙ってか、金玉さんが総書記の3男・正雲(ジョンウン)氏を後継者にしようと水面下で動いているとも憶測された。

 しかし09年11月になり、新情報が浮上する。韓国紙・中央日報が、金玉さんが党幹部と結婚したとの情報を韓国情報当局が入手したと報じたのだ。金玉さんは結婚を機に、金総書記の秘書から別の業務に異動したという。

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