特集　話題騒然ファーストレディー

「ＵＦＯに乗った」幸夫人

鳩山由紀夫首相に同行してタイを訪れた幸夫人（右）＝２００９年１０月２１日、タイ・フアヒン（ＡＦＰ＝時事）

　注目度では、日本のファーストレディーも負けていない。民主党による政権交代が実現し、鳩山由紀夫氏の首相就任が確実になったころ、ファーストレディーとなる幸（みゆき）夫人の奇抜な発言が欧米メディアに大きく取り上げられた。

　１９４３年に中国・上海で生まれ、神戸で育った。宝塚歌劇団で活躍後、２０歳代で渡米し、スタンフォード大学に留学中の由紀夫氏と再婚した。

　幸さんの発言は型破りだ。「眠っている間に、魂が三角形のＵＦＯ（未確認飛行物体）に乗り、金星に行ってきた」「太陽をね、パクパクパクッてちぎって食べてるの」「前世で彼（米人気俳優トム・クルーズさん）は日本人」。
　オカルト発言はファーストレディーとしてマイナスになる恐れもある。これまでのところ、「過去のどの日本の首相夫人とも違うタイプ」（米ＣＮＮテレビ）と、「宇宙人」とのあだなを持つ首相を上回る夫人の宇宙人ぶりを興味津々に報じている。