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F22 米、機密漏えいを懸念

 ステルス性、索敵能力、機動性など、あらゆる面で高い性能を持つF22は、軍事機密の塊と言える。米国は機密漏えいを懸念し、国防歳出法にF22の輸出禁止条項を盛り込んだ。2007年に米国議会調査局がまとめたF22に関する報告書では、同年に海上自衛隊で発生したイージス艦情報の機密漏えい事件を例に挙げ、「最新技術が不注意によって第三国に流出する可能性がある」と日本の情報管理の甘さを強く批判している。F22の輸出解禁は日本だけでなくイスラエルも求めていることから、2009会計年度の補正予算に、機密性の高い装備を一部除外した「輸出仕様」の調査研究費4500万ドルが計上された。

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