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F14 シドラ湾でリビア機撃墜
原子力空母セオドア・ルーズベルトから発艦後、母艦近くを高速で旋回するF14D=2006年1月12日【EPA=時事】
F14が初めて空中戦を経験したのは1981年。米ソ関係の悪化を背景に、米海軍の原子力空母ニミッツ搭載のF14が南地中海シドラ湾上空でリビア空軍と交戦し、ソ連製のSU22を2機撃墜した。相手が旧式の戦闘攻撃機だったとはいえ、F14はその機動性をいかんなく発揮。ドッグファイトの末、近距離用のサイドワインダーミサイルでSU22を仕留めた。ただ、F14は現役期間中、売り物だった長距離戦闘能力を生かす機会にほとんど恵まれず、フェニックス・ミサイルによる戦果はゼロだった。
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