最初の部隊配備から既に30年を経過したF16だが、現在も世界各国で現役バリバリの戦闘攻撃機として活躍中。もともと低価格だった機体に最新技術を盛り込み、発展改良型を次々と送り出す生産方式は、時代とともに変わる軍用機への戦術的要求にきっちりこたえている。イラクやアフガニスタンなどの緊急展開部隊にも多数のF16が派遣され、前線での荒っぽい整備・運用にも耐えられるタフさも持ち合わせている。後継機種はF35とされているが、開発スケジュールが遅れ気味のこともあり、F16は2020年代まで現役にとどまらざるを得ないとみられている。
新着
会員限定