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F16 主翼と機体が一体化
F16がAGM-65マーベリック空対地ミサイルを発射した瞬間。AGM-65は、戦車など地上の小さな目標を破壊するのが主目的のミサイルだが、命中率は搭載する航空機の低高度運用能力に左右される。【AFP=時事】
F16の外見で特徴的なのは、主翼と機体が一体的に融合したブレンデッド・ウイング・ボディと呼ばれる形状。空気抵抗が少ないため、機動性が高まるだけでなく、速度はもちろん燃費効率も向上する。開発に当たり、MIG17、MIG21といったソ連製の小型戦闘機並みの機動性を求められた結果だが、低空での運動性、安定性も高まり、F16がマルチロール機へ成長する上でも役立った。C/D型のブロック40と呼ばれる生産タイプには夜間低高度飛行能力が付与され、「ナイト・ファルコン」と名付けられた。
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