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F16 改良重ねマルチロール機に
2006年1月、「レッドフラッグ」演習に参加し、米国ネバダ州上空を飛行する米空軍のF16。この演習は米国と友好国のパイロットの戦闘技術向上を目的として定期的に開催され、実戦を想定したハードな訓練が実施される。【AFP=時事】
F16がベストセラー機になったのは、こまめに改良を重ねた結果とも言える。当初は近接戦闘専門の昼間戦闘機として計画されたが、1979年に最初の量産タイプであるA型(単座)、B型(複座)が部隊配備されて以降、段階的な能力向上計画に基づき、視程外射程を持つ対空ミサイルの搭載、レーダー性能の向上、エンジンの換装、電子機器の高度化などを進め、全天候型戦闘機に成長した。84年に配備されたC型(単座)、D型(複座)からは対地攻撃能力を付加され、マルチロール機として戦術的な用途が広がった。
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