軍用機ミュージアム

F16 改良重ねマルチロール機に

 F16がベストセラー機になったのは、こまめに改良を重ねた結果とも言える。当初は近接戦闘専門の昼間戦闘機として計画されたが、1979年に最初の量産タイプであるA型(単座)、B型(複座)が部隊配備されて以降、段階的な能力向上計画に基づき、視程外射程を持つ対空ミサイルの搭載、レーダー性能の向上、エンジンの換装、電子機器の高度化などを進め、全天候型戦闘機に成長した。84年に配備されたC型(単座)、D型(複座)からは対地攻撃能力を付加され、マルチロール機として戦術的な用途が広がった。

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