軍用機ミュージアム

F16 初のコンピューター操縦機

 F16の愛称は「ファイティング・ファルコン(戦うハヤブサ)」。ハヤブサのように敏しょうな飛行を可能にしたのが、同機に世界で初めて導入されたフライ・バイ・ワイヤ方式による操縦システムだ。メカニカルな機構を介さず、コンピューター制御だけで操縦するため、コックピットには従来の航空機に見られた操縦桿(かん)はなく、スティック型のコントローラーを手先で操作して機体を制御する。パイロットは楽な姿勢のまま操縦することが可能で、大きなGが掛かる飛行でも負担が少ない。空気取り入れ口を機体下面に設けたことで、どんな姿勢でも安定した空気流量を確保し、運動性を損なうことがないように配慮されている。

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