2009年3月、F15を製造するボーイング社は、ステルス性を強化したF15SE「サイレント・イーグル」の試作機を公表した。基本的にはF15Eの発展改良型と言えるもので、機体側面に密着配置されたコンフォーマル型燃料タンクを改造、内部にウエポンベイ(兵器倉)を設け、対空ミサイルや対地攻撃兵器を格納する。搭載兵器を外部にさらさないことでレーダー反射を抑制、機体の特殊コーティングなどとの相乗効果でステルス性の向上を狙った。ステルス性を求められないミッションでは、従来型と同様に機体外部のハードポイントに兵器を搭載することも可能。ただ、米空軍が採用する可能性はほとんどなく、同社は海外マーケットでの売り込み先を探している。
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