軍用機ミュージアム

F15 30年間主力の座に

 朝鮮戦争以降、米空軍は対空戦闘が遠距離からのミサイルの撃ち合いになると考え、戦闘機の格闘戦能力を重視しなくなった。ところが、ベトナム戦争が始まると、米軍機はソ連製MIG21など機動性の高い軽戦闘機に追い回される羽目に陥った。米空軍は海軍の艦載機として開発されたF4戦闘機を導入して急場をしのいだが、遠距離戦闘能力と格闘戦能力の双方を兼ね備えた高性能戦闘機の必要性を痛感。その要求に沿って開発されたのがF15イーグル戦闘機だった。F15は1976年に実戦配備が始まってから現在に至るまで、30年以上も米空軍の主力戦闘機として活躍している。

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