軍用機ミュージアム

F22 孤高の制空戦闘機

 F22の最大の泣き所は、戦う相手がいないこと。F22の採用決定は1991年で、仕様は東西冷戦時代の発想に基づいている。今や超大国同士が制空権を取り合うような戦争が起きる可能性は低く、一点豪華主義の高性能制空戦闘機より、対テロ戦に有効な対地攻撃能力を持つマルチロールファイター(多目的戦闘機)への需要が増大している。F22にも対地攻撃能力はあるが、高性能の分、機体は極めて高価で、損耗率の高い対地攻撃には気軽に使えない。オバマ政権はF22に冷淡で、特にゲーツ国防長官は「イラクやアフガニスタンで(F22は)使われていない」と無用の長物扱い。当初は750機調達する予定が、187機で打ち切りとなる見通しだ。

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